2022年8月27日

通信制大学院はなぜ多くの人に注目されているのだろう?


授業料が安く仕事の合間や休日に学習に取り組める

通信制大学院の学部学科やカリキュラム、学び方などは各大学院の方針によりますが、授業料が安く様々な学習方法を選択できる点に魅力を感じる人は少なくありません。たとえば、人文科学や社会科学に関連する研究ができる通信制大学院の中には、年間の基本の授業料が二十万円から五十万円程度に設定されているところもあり、経済的な面で負担を感じることなく学位の取得を目指すことができます。また、最近ではパソコンやタブレット端末を使ったメディア授業を積極的に採用している通信制大学院の数が増えており、仕事の合間や休日の時間を上手く利用して学ぶことができます。そこで、大学院への入学を考えるうえで、自分にとってどのような学習方法が向いているのか見極めをすることが大切です。

対面授業を通じて幅広い年齢の学生と交流できる

通信制大学院の入学後は自宅学習が基本となりますが、科目によっては大学や各地の会議室での対面形式の授業の履修が義務付けられていることもあります。対面形式の授業は、科目の種類や履修をする単位の数によってスケジュールの調整が難しくなったり、交通費や宿泊費が掛かったりすることもあります。一方で、普段は交流が無い幅広い年齢の学生と顔を合わせることができ、日々の学習の取り組み方や論文の書き方など意見交換もできるといったメリットがあります。対面形式の授業の回数や日程、参加料金などは、入学をする研究科によって違いが見られるため、入学試験を受ける前に気になることを確認しておきましょう。

通信制大学院は、2021年現在、26の大学に設置されており、通信制を含む大学を卒業していることが入学条件です。